古書と人生

2023年01月24日

第25回「最終回。2年間ありがとうございました!!」

こんにちは、小林英介です。
今回を持ちまして「小林英介の古書と人生」は最終回を迎えます。
そこで、今回はこの連載を続けてきた 2年間を振り返り、最後の記事としたいと思います。
この 2年間で何を紹介してきたのか。
少しずつ振り返っていきます。




2021年から連載スタート

私は 2021年の 1月からピコピコカルチャージャパンで連載をスタートしました。
最初は私から編集部さんのほうに連絡し、そこからこの連載が始まったと記憶しています。
第2回に紹介した「日本語の作文技術」は、現在でも 2度、目を通すことが多々あります。
日本語の文章を書くことはなかなか難しいのですが、ちょっと迷ったときに日本語の作文技術を読むことがあります。
第3回から第5回までは「野村克也 野球論集成」を紹介。
野村克也氏は選手、そして監督として目立った一方、その考え方もまた惹かれるような方でした。
連載では、途中から政治関係の古本が多くなってきました。
私の仕事に直結しているのもそうなのですが、昔、巷の人が政治についてどのように思っていたのかや、
どういう文章の書き方だったのかなど、いろいろな点について知ることができました。




フリーから社員の記者へ

一方、私のことについても振り返っておきましょう。
連載を始めた当初は、私はフリーランスの編集者やライターとして記事を編集したり執筆したりしていました。
ところが、2021年の 5月から私は記者として働き始めています。
現在も転職をすることなく、様々な事柄について記事を書いています。
また、副業としては様々な媒体で自分の意見や世の中の動きについて書いてきました。
現在もこの副業は続けていますが、毎日、勉強の日々です。
この連載を続けている間、私は古本をどれくらい買ったでしょうか。
連載に載せていない古本も数十冊はあります。
家の隅々に古本が積み上げられ、積読とそうでない本が入り混じっています(笑)。
もうそろそろ積ん読をなくそうと思っていますが、なかなか手が伸びないのが現状ですね。




世の中はどう変わったか

この数年間の間、世の中はどう変わったでしょうか。
この連載でも度々書いてきましたが、世の中の動きは早すぎます。
SNS が普及し、様々な人が様々な意見を投稿することが増えています。
また、様々な事件が世の中をにぎわせています。
以前も書きましたが、安倍晋三元首相が銃殺され、社会学者の宮台真司氏が襲撃されています。
宮台真司氏の場合、まだ犯人は見つかっていませんが、言論に暴力で解決を図るというのは、おかしいですよね。
言論には、言論でやり返すべきです。
私は気に食わなかった人がいた場合、言論や言葉で返すこともあります。
それは絶対に守ることであり、私がしなければならないことだとも思っているのですです。
この連載を通じて、私はもっともっとたくさんの古本を読みたいと感じるようになりました。
昨年のゴールデンウィークには、東京・神保町へと出向き、たくさんの古本を買ってきたのが蘇ります。
また今度は違うところに行って、古本を買ってみたいと考えているところです。




最後に、感謝を込めて

世の中はウェブの時代です。紙媒体は廃れ、どんどんがなくなっていく可能性もあります。
先日は「週刊朝日」が休刊すると発表がありました。北海道でも道新スポーツが昨年に休刊。すべてウェブに移行するとしています。
そのような世の中の中で、私たちは苦しみ、もがき、生きていかなければなりません。
どうやってこれからの世の中を生きていくのかについて、もう少し考える必要があると思います。
頑張って生きましょう。そうすれば何かが見えてくるはずです。
この連載は本日を持ちまして終了いたしますが、私はこれからもいろいろなことを世の中に発信していくつもりです。
2年間という短い間ではありましたが、この拙い文章を読んでくださった読者の方々、そして編集の方、皆様に御礼申し上げます。
ありがとうございました。
また会う日まで。




※ピコカルで連載をされていた DJイオさんが先日、亡くなったと報道がありました。
私は直接出会ったことがなく、接点もないのですが、1つの同じ媒体で連載をやっていた者としては触れずにはいられませんでした。
今頃、天国で楽しく過ごしていることだと思います。この文章上を持ちましてご冥福をお祈り申し上げます。




ピコピコカルチャージャパン更新停止のお知らせ

2009年から開始したピコピコカルチャージャパンですが、諸事情により 2023年1月の更新分をもって全ての更新を停止致します。
これまで執筆頂いた各筆者の方々、大変ありがとうございます。感謝申し上げます。
また、今までお付き合い頂いた読者の方々にも感謝申し上げます。

2023年1月24日
ピコピコカルチャージャパン管理人



2021年の1月からお送りしてきました『小林英介の「古書と人生』ですが、今回で最終回となります。
2年間という期間でしたが、こんな私のつたない文章を読んでいただき、誠にありがとうございました。感謝申し上げます。
また、いつもご迷惑をおかけしたピコカル編集部さまにも感謝いたします。
私のピコカルでの連載は終わりますが、私は様々な媒体に寄稿していますので、もしよろしければ「小林英介 ライター」で検索してみてください。色々な記事が出てくるはずですので、読んでいただけると嬉しいです。
改めてですが2年間、ありがとうございました。

2023年1月24日
古書と人生 筆者 小林英介




posted by 小林英介 at 11:00 | 第1回〜第25回