様々な犯罪を犯した人々が裁判にかけられ、裁判官等の判断の上、有罪無罪や懲役刑などが決められます。
その裁判に数多く足を運ぶのが「裁判傍聴芸人」阿蘇山大噴火さんです。
彼とコラムニストの辛酸なめ子さんの共著「B級裁判傍聴記」(有限会社創出版、2008年)は、阿蘇山大噴火さんの裁判傍聴記を中心として構成されています。
最近、裁判員として裁判に臨んでいた人が居眠りをしてしまい、解任されたというニュースがありました。
裁判に興味のない人からすればそういった難しい話をされると寝てしまうでしょう。
その解任された人に私は同情しつつ、話を進めていきます。
裁判官はすごい
私はふと考えたことがあります。
「裁判官の人は仕事であるにもかかわらず、あのような難しい言葉遣いや話ができるな」と。
私は大学で法律を勉強していたので、裁判は少し何故って言う面もあるのですが、少し勉強を休んだだけでもその記憶や知識をなくなっていきます。
もし私が裁判官をやることになった場合、精神的に疲弊すると思います。
また、たとえ仕事であっても人の人生を左右することにつながるわけなので、判断するのが難しくなるでしょう。
辛い仕事です。
意見を公表する大切さ
現代は景気があまり良いといった実感がなく、コンビニ強盗などといった事件も毎週報道されています。
犯罪は無いに越した事は無いのですが、どうしても事件が発生してしまいます。
どうにかならないものかとこの本を読みながら少し考えてしまいました。
ただ、自分が考えるだけでは何も起きません。
考えて終わりではなく、自分の意見を公表し、発表することも大切なことだと思っています。
そのため、阿蘇山大噴火さんは素晴らしいことをやっていると思います。
さらに、裁判に目をつけたというのも面白いです。
目の付け所が素晴らしいと思います。
意識で自分は変わる
本書でも紹介されている通り、裁判は様々な人間模様を写します。
貧しい境遇から仕方なく事件に走ってしまったという人や、一瞬の怒りが事件につながったりと、人間というものはどういうものなのか?と感じることができます。
私も両親とはあまり仲が良くなく、喧嘩ばかりしていました。
もしかしたら自分も法の裁きを受けていたかもしれません。
私は短気な性格で、すぐカッとなってしまうことがあります。
最近ではその回数は大きく減りましたが、自分を落ち着かせることに集中して毎日を過ごしています。
少しの意識だけで自分は変えられます。
もし困っていることがあるのなら、少しだけでも意識して毎日を過ごしてみませんか。
最後に
今回は阿蘇山大噴火さんと辛酸なめ子さんの共著「B級裁判傍聴記」を紹介しました。
いろいろと息苦しい世の中になってしまいましたが、犯罪に手を染めてはいけません。
真面目に生きすぎると、必ず行き詰まります。
肩の力をときどき抜いて、楽に生きよう。
そう思います。